昨今、利用シーンが少なくなってきたと思われがちな紙のパンフレットですが、効果的なシーンでの利用や設計で自社についてやサービスの周知、新規顧客獲得の強力な武器となります。
パンフレットが効果的なシーンに、フェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションの場があります。対人の営業時にパフレットを使って商品やサービスを説明するシーンや、説明会やイベントで不特定多数の人に手渡すシーンなどがこれに当たります。こういったシーンでは実際にどのようなコミュニケーション、会話が発生するのかを計算し、設計することで本来の効果を発揮します。
他にも紙のパンフレットの強みには広い年齢層、特に年齢の高い層にアプローチする際に高い効果があるというのもありますが、なんといっても一番の特徴は、直接手に取って見るという物理的な接触があるという点です。
パンフレットは単純に紙に刷った印刷物でどれも同じようなものと捉われがちですが、決してそうではありません。紙質や材質、紙の厚さや使用するインクの種類、パンフレット自体の形状といった要素をトータルでデザインすることで、ブランドイメージを演出しターゲットの記憶に強く残るツールへと昇華することができます。
この強く記憶に残るという理由は、人間が複数の五感から取り入れた情報は記憶に定着しやすいという現象に起因しています。パンフレットは目にするという「視覚」と、手で触れるという「触覚」へのアプローチを同時に行うことが可能なのです。
パンフレットの媒体としての機能である「ページをめくる」という動作にも注目です。これはパンフレットを読む人に対し、読む導線を1つの方向へ強力に促すことができます。これはWEBサイトのコンテンツ構造にはない強みと言えます。
そこで、パンフレットに掲載することで威力を発揮するのが「想い」でもある、組織や発行元の「精神・姿勢」についてです。これらを表現する際は自然と、「お話」や「ストーリー」といった体裁になります。ページをめくるという動作を伴うパンフレットは「精神・姿勢」を語るのにピッタリなのです。ピッタリの理由は掲載する内容、読み手の目に入る紙面、ページをめくるという動作を同時にリンクさせてデザインすることで、より一貫したメッセージとなって読み手に強く印象付けるものとなるからです。
もちろん、サービス自体の紹介も必須ですが、この「精神・姿勢」が非常に重要です。
それは人が信頼のある相手に対して、買いたい・行動したいと感じるからです。そして、この「信頼」を醸成するのに役立つのが「精神・姿勢」です。
アクションを起こす相手について、"どんな"会社なんだろう?"どんな"人なんだろうと知りたくなりませんか?この"どんな"という信頼性に対する疑問を解決するのが「精神・姿勢」です。
そして「精神・姿勢」を相手に知ってもらうという過程を経ることで、ターゲットの感情に対してアプローチすることができるようになり、信頼の獲得につながります。この点でとても重要なのは、人が感情で物事を決め、行動する生きものだという点です。
頑張っている、真剣だ、共感する、信頼できるといったものは全て外部刺激に対する感情による反応なのです。
結果、昨今のコモディティ化が進んだ市場では、この「精神・姿勢」というストーリーが、ユーザーや顧客を動かし、競合他社と差をつけるアドバンテージへとつながるようになってきています。
パンフレットを制作する際は、その利用シーンをイメージしつつ「精神・姿勢」といった「想い」が伝わるよう制作することを当社ではおすすめしています。
パンフレットの1ページ、1ページは、単なる掲載情報の順序ではありません。ページをめくるごとに視点や世界が切り替わる、物語が進む、と捉え設計することが大事です。
加えてこの媒体の特長を活かして読む人間の感情にアプローチをする仕掛けが重要です。商品やサービス内容を掲載しても感情による反応がなければ、読んだ人のアクションは引き出せません。感情は人の行動の原動力です。
私たちソフトウェーブでは、お客さまの「精神・姿勢」の文章化、人の感情に作用するメッセージの構築からサポートまでいたします。制作チーム編成にはコピーライターも参加して制作にあたり、柔軟な対応が可能ですのでご安心ください。
パンフレットを成功させるポイントは他にも多くあります。私たちは独自の経験を元にそれらを盛り込み人の感情に作用して、アクションを促すパンフレットをご提案させてただきます。
パンフレットのデザイン制作なら、是非お気軽にソフトウェーブまでご相談ください。