昨今、動画を用いた広告宣伝をみかけるシーンが、街中やスマートフォンでも多くなってきましたが、動画という宣伝手法には動画のどんな効果を利用しているかご存知でしょうか?情報量の多さ、拡散性でしょうか?もちろんこれらは重要な動画のポイントではありますが、本質的ではありません。
広告や宣伝では、伝えたいこと、ブランドメッセージや商品メッセージといったものをこちらの描いたイメージをターゲットの頭の中でも同じものを思い描いてもらうことを重要なプロセスとしています。
動画の効果は、相手に対して頭の中に思い描いて欲しいイメージをそのまま映し出し、提示できるというインパクトです。これは伝えることのできる情報量の多さや、分かりやすさといったポイントにつながってくるのです。
ただ、そこで注意しなければいけないのは「情報量の多さ」というポイントです。これは単純に企業情報や、商品情報、サービス詳細といったテキストベースで伝達する情報を詰め込めるといったことを指しているわけではありません。ここで言われている動画による情報量の多さとは、明るいや楽しい、爽やかだ、やわらかい印象といった雰囲気や、時間の流れや動きによる、安心感や手順といったイメージを共有するために感じ取ってもらう情報を指しているのです。
これを勘違いして、テキストベースで伝達するような情報を詰め込んで動画を作ってしまうと動画本来の効果を活かしきれないものとなってしまいます。
上記で雰囲気やイメージを共有するための情報が多いという点を、ポイントとして挙げましたが、この点には重要なことが隠れています。雰囲気やイメージを共有するための情報である、楽しい、爽やかだ、安心感といったものは人の感情にも作用するための情報でもあるということです。
人は感情と共に行動します。かっこいいいな、驚きなどといった感情とともに興味を惹かれ、安心感や親しみといた感情とともに信頼し、購買やシェアするといった行動に出るのです。
こうした感情にアプローチすることのできる情報量が多いことこそが動画は広告手法として有利なものであると言えるのです。これらのことを理解して動画を制作することが重要です。
動画といっても商品紹介の動画やドラマ、アニメーションといったさまざまな表現方法があります。それらは、扱う商品やサービス、ターゲット等に合わせて変わってきます。ただ、どの動画で表現する場合も、人はさまざまな要素に対して感情で反応するということです。ドラマ仕立てであれば、光の程度によって安心する、反対に不安とも感じたりしますし、アニメーションであれば、形状やモーションによっては、親しみを感じる、反対に機械的だと感情によって反応することもあります。
これらを踏まえ、共有するイメージと共に、ターゲットに意図する感情が醸成されることを設計しながら制作することをお勧めします。
動画には動画ならではの特長がいくつかありますが、その1つには「時間軸」という概念です。この時間軸が表現方法でも効果を発揮します。それは単純な流れの紹介といったものにとどまらず、物語やストーリーを演出することができ、高い広告効果をもたらします。
人はストーリーに触れると、ついその世界観に惹き込まれたり、感動や納得といったより強い感情を抱いたりします。
この強い感情がターゲットが次に起こす行動の強い原動力となります。これが動画のもつ拡散力である口コミやシェアといった展開にも繋がります。強い感情は、拡散力の他にも記憶の定着にもつながります。結果、ターゲットの感情へ作用させることで、長期間にわたってアクションを促すことができるのです。
そんな動画ですが、なんとなくや、よくわからないけど、といった状態で制作しても動画のもたらす広告効果を得ることはできません。
私たちソフトウェーブは、お客さまの目的・ターゲットを理解し、感情へのアプローチから設計した動画をご提案いたします。ドラマであればシナリオの構築、インタビューや解説動画であれば、人物のキャスティングから、音声の挿入までを、アニメーションであれば、イラストタッチや演出方法など、多彩な表現方法に対応いたします。多メディアに対応し、豊富な経験を持つ弊社だからこそ、さまざまなシチュエーションに合わせた表現が可能です。
動画制作をお考えのお客さまは是非、お気軽にソフトウェーブまでご相談ください。